「そげん恋しかったんかねえ」
俺のコレが、と、わざと下卑た口調で奴が言う。
額のあたりにふれた指がそのまま髪にさしこまれて、少し上を向かされたが、顔を見られることより口を離すのが嫌だった。
むせるほど濃い男の匂いがもっと欲しくて、根元まで咥えこんで唇をすぼめた。
頭を振りたてて上下にしごく動きを繰り返すうちに、舌から喉の奥までが、濡れて絡みつくただの性器になっているのを感じる。
「何本咥えたらこげんうまくなるんやろうね」
直接的な刺激に息を乱すわけでもないが、楽しんではいるらしい。
「数えたことなんかねーよ」
充分に反り返ったものの先端に口づけを落として、ぴくり、と奴の下腹が動くのを見た。
「お前のは食いごたえがあるな」
細く引いた糸を手の甲でぬぐう。
「けどもうちょっと我慢しろ。俺はまだ足りてない」
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※全体図は050にあります(18歳未満閲覧禁止)
件の友人(045/WORST2巻/九里虎と黒澤登場シーンのみ読ませた)から無理やりリクエストを捥ぎ取り、またも書いて頂きました。欲望に忠実すぎる自分が怖い幸せすぎて怖い(そこ)
ああもうやだ愛してますガチでもいいかしらいいかしらとかゆれる想い
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